• 色彩戦術家 田中康代

色が見えるまでを言葉で説明する

ポイント:カラーアナリストは様々な局面でお客様に色の提案をします。どういう仕組みで色が見えているかということを把握し、言葉で説明できるようになる必要があります。

ファッションカラーの提案では「どうしてお店で見た色と家で見た色が違ってみえるの?」という質問を多く受けます。専門用語をなるべく使わず、分かりやすく説明出来るようになることが大切ですが、分かりやすさの背景にしっかり専門知識を持っておくことがプロとして必要でしょう。



色を知覚するまで

暗闇では色があるものであっても色を見ることができません。

色を見るためには「光源」「物体」「視覚」の三つの要素が必要で、どれか一つが欠けても色を見ることが出来ません。

色は光のエネルギーの一種で電磁波の仲間です。

電磁波は振幅と波長で表すことが出来、波長の長さによって利用分野が異なっています。

(波長の単位 ナノメートル nm/1nm=10億分の1メートル)



 その中で、人の目で確認できる電磁波を可視光といい、380nm~780nmが可視光の波長範囲(可視範囲)です。380nm以下は紫外線、780nm以上は赤外線です 。


物体が光にあたると、光は表面で反射するか、吸収されるか、その物体を透過するかのいずれかの経路をたどります。

 光を通さない物体では、光は反射されるか吸収されます。

 白はすべての波長域を反射するので白く見えます。

 逆に黒はすべての波長域を吸収するので黒く見えます。

 赤は光が当たった時に可視光の長波長(赤の領域)だけ反射するので赤く見えます。

 光源は、太陽光以外に白熱球、蛍光灯など色々あります。

 また、太陽光とはいっても季節や時間で明るさが違います。


 よく、お店で見た時は好きな色だと思って購入した洋服の色も、自宅でみると思った色とは違う色だった、ということがあります。これは光源の種類が違うために見える現象です。

 このように、光源が物体を照らしたときに、その物体の色の見え方に及ぼす光源の性質を「演色性」といいます。

代表的な光源として、自然に色が見える昼光(太陽光)、赤みがかって見える白熱電球、青みがかって見える蛍光ランプ(昼光色)、緑がかってみえる水銀ランプ、などがあります。


「どうしてお店で見た色と家で見た色が違ってみえるの?」とお客様に聞かれた場合、

「どういう光の下でその色を見ているかで、同じ色でも違って見えてしまうんですよ。明かりがないと色って見えないでしょう?どういうあかりの下でその色を見ているかで、色が違って見えるんですよ」とお伝えしてみましょう。


そして、対策として

「ご自身に似合う色見本をお店に持ってその色に近い色を選ぶと、同じ光の下で色を見ているので、似合う色を選びやすいです。何か合わせたいものがある場合は、持っていったほうがきちんと合うものを選びやすいですね。」

「似合う色の服を着て行って、その服より顔が綺麗にみえているか、チェック項目を確認するのもおすすめです」

とご案内するのもおすすめです。


>>自分に似合う色を見つけるためのチェックポイント

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